そもそも小役のとりこぼしとは??
全てのスロットにあてはまるわけではないですが、多くの台は適当に目押しすると小役をとりこぼすようなリール配列になっています。
例えばジャグラーのリール配列でいうと・・・
左リールにチェリーは2か所、ピエロとベルは1か所ずつしかありませんよね??
スロットのリールは停止ボタンを押してから最大4コマまで滑ることができます。
それをふまえるとジャグラーの場合、左リールから押すとピエロとベルの間が4コマ以上あるので両方を完全に取得できません。
またチェリーをとりこぼさないためには、
14番のチェリーを狙う時は下段に8~14
5番のチェリーを狙う時は下段に20~5
をしっかり狙わないとチェリーが揃いません。
これはチェリーが枠内の上段、中段、下段の3コマと滑る限界の4コマを足して7コマの範囲で押したらとりこぼさないということになります。
チェリーは2か所あるので合計14コマの範囲を押していると、とりこぼさないことになります。
また、ジャグラーの場合リールが1~21まであるので左リールを適当に押していると7/21でチェリーをとりこぼす。
つまり適当に押しているとチェリー成立時の3回に1回はとりこぼすということになります。
こんな感じで多くのスロットは特定の場所をしっかり狙わないと小役をとりこぼし、打ち手側にデメリットが生じます。
また、特に小役を狙わないで打つ方法をフリー打ちやオヤジ打ち。
しっかりと狙う打ち方をKKK打法とかDDT打法とか小役回収打法とかいいます。
KKK打法は主にパチスロ攻略マガジン系の情報誌で使われる用語です。(小役、キッチリ、カッチリの頭文字)
DDT打法は主にパチスロ必勝ガイド系の情報誌で使われる用語。(DDTという名の殺虫剤に由来していて小役を虫に例えて、退治(回収)するということ)
小役回収打法は一般的に多くの方や雑誌で使われている用語です。
どの用語も意味はほとんど一緒なのであまり気にしなくて問題ありません。
では次は小役をとりこぼしたらどれくらいの損が出るのかアイムジャグラーを例にして計算してみます!!
ジャグラーで小役をとりこぼすとどれくらい違うのか・・・大したことないと思っているあなた!!非常に損していますよ!!
では実際にアイムジャグラーを例に計算してみます。
ちなみにアイムジャグラーシリーズは名前が違うだけでスペック等の違いはないので一括りで大丈夫です。
なお下記の各条件は設定1で8000G回し、とりこぼすことがないぶどうや、ボーナス回数等は全て同じ条件とします。
またチェリー確率は1/33.57
ピエロとベルの確率は1/1092で計算します。
また実際はチェリー重複の時は、左に7を狙うとボーナス優先制御(小役とボーナスが同時に揃う時にボーナスが優先して揃うようになる)の関係でチェリーまで滑りませんがここではチェリーまで滑るとします。
条件1 チェリー、ピエロ、ベルを全てとりこぼす(現実的ではないですが)
チェリーを約238.3回とりこぼし2枚の払い出しなので約477枚の損。
ピエロを約7.3回とりこぼし10枚の払い出しなので約73枚の損。
ベルを約約7.3回とりこぼし14枚の払い出しなので約102枚の損。
合計すると約652枚の損となります。
条件2 チェリーを2/3獲得し、ピエロとベルは1回獲得(フリー打ちだとこれくらいと仮定)
チェリーを約79.4回とりこぼし2枚の払い出しなので約159枚の損。
ピエロを約6.3回とりこぼし10枚の払い出しなので約63枚の損。
ベルを約6.3回とりこぼし14枚の払い出しなので約88枚の損。
合計すると約310枚の損となります。
条件3 チェリーを完全に獲得し、ピエロとベルは1回獲得(左リールチェリー狙いで中、右適当だとこれくらいと仮定)
ピエロを約6.3回とりこぼし10枚の払い出しなので約63枚の損。
ベルを約6.3回とりこぼし14枚の払い出しなので約88枚の損。
合計すると約151枚の損となります。
条件4 チェリーもピエロもベルも完全に獲得(フルウェイトで1日回すとなると現実的ではないですが)
何もとりこぼさないので損はない。
分かりやすくするために条件1~4を計算しましたが、条件1はまずありえませんねw。
毎ゲームチェリーをこぼしてピエロとベルも揃えないとか逆に難しいですね。
そして条件4も1日フルウェイトであの条件をクリアするのは、なかなかシビアなのであまり気にしなくて大丈夫です。
ですのでほとんどの方にあてはまる条件2と条件3、この2つで考えていきたいと思います。
まず条件2ですがこれは特にチェリーを狙うことなく打つ時ですね。
高齢の方に多いイメージですかな。
リール配列上適当に打ってもチェリーは3回に1回しかとりこぼしません。
そして条件3が若い方やしっかりと設定狙いしている方に多い打ち方と思います。
左にバー(チェリー)を狙って中と右は適当に押す。
この条件2と条件3の違いが約310枚と約151枚の差です。
約160枚違いますね。
左リールにチェリーを狙って中と右は適当に押すだけで、全リールを適当に押すより8000Gで約160枚違うのです。
これをどう捉えますか?
大きいと思いますか?それとも気になりませんか?
「そんなん狙って打つのが遅くなるくらいなら1Gでも多く回してビッグ1回引いたほうがいい」
と言われる方がよくいます。(少なくとも自分の周りには)
言いたいことはわかりますが、ではその約160枚を補うのにどれくらい多く回す必要があると思いますか?
そんな都合よく1G多く回したところでビッグはひけませんよね?
では実際にどれくらい多く回す必要があるのか計算してみます。
約160枚を補うのに必要なゲーム数は〇〇回?!
さきほどの条件は設定1の数値で計算しましたが設定6でもチェリー確率に大差はないのでそのまま引用します。(ほんとはもう1回計算するのが面倒なだけ)
さて設定6で約160枚を獲得するために必要なゲーム数はどれくらいと思いますか??
100回?200回?甘いですね・・・
では計算してみます・・・
アイムジャグラーの設定6の機械割は約105%です。
機械割の計算ですが、105%というのは100G回したら5G分プラスになりますよということです。
ちなみに110%だと100G回して10G分プラスになりますよということです。
そしてアイムジャグラーの設定6は105%なので、5G回すのに5G×3枚=15枚なので
100G回すごとに15枚ずつ増えるということです。
あれ?と思いませんか?
100G多く回しても15枚しか増えません。
ということは約160枚の差を埋めるためには約1066G多く回す必要があります。
時間にして約1時間半くらかかりますね。
それでも
「そんなん狙って打つのが遅くなるくらいなら1Gでも多く回してビッグ1回引いたほうがいい」
と言うのであればどうぞご自由にとしか言いようがありませんね。
「それだけ多く回したらビッグが連ちゃんするかもしれないだろう!!」
と言うのであればそれはチェリーを狙って打つ方も同じ条件ですよね。
どうですか??
小役の取りこぼしがどれくらい損をしているのか実感できましたか??
左リールにチェリーを狙うか狙わないかだけでこんなに違うんです。
左リールにチェリーを狙って1日フルウェイトで回すのは全然難しいことではありません。
むしろ目押しがいる機種の中ではとても容易な部類に入ります。
アイムジャグラーを打つ時は必ずチェリーを狙って打ちましょう!!
あなたは今までにどれくらいアイムジャグラーを打ちましたか?
そしてこれからどれくらい打ちますか?
10日打つと約1600枚の差が出ますよ。
100日打つと約16000枚の差がでますよ。
1年間で100日以上打たれている方たくさんいますよね??
1年間で100日打つと、適当に打つのとチェリーを狙って打つので約30万円以上違ってくるんですよ?!
どうですか??
小役を狙って打つことがどれだけ大事か理解できたでしょうか??
ジャグラーに限らず目押しが容易な機種は必ず小役を獲得しましょう!!
次回は今回の続きで
フルウェイトでは回せないが小役を完全に獲得するのと、小役をとりこぼすがフルウェイトで回すのはどちらが得になるのかの境目を考えて行きたいと思います。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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